聖所
“我”が【「“幽深”」】(ゆうしん)、「“それ”即ち、「“我”が【「“王座”」】。 「“此処”(ここ)」に、【「“光明”」】は「“無用”」。
誓約
「“我”」は、「“我”が【「“真実”」】の「“ため”」に、【「“境界”」】を「“織りなす”」。 「“これ”こそ、「“自己”」への、【「“至高”」の「“慈悲”」】。
綻び
「“かの”」、【「“己”」(おの)「“が”「“ため”」に「“咲く”「“花”」】こそが、 「“最”も【「“深邃”」】(しんすい)なる「“芳香”」を「“宿す”」。
勇気 · 黒誓紗
勇気 · 黒誓紗
すべ、て、の「深淵」(しんえん)が、「光明」(こうみょう)に、「満たされたい」**と、渇望(かつぼう)している、わけ、で、は、ない。
「“聖域(せいいき)”の“锚(いかり)”の“現世(げんせ)”での“座標(ざひょう)”は、“共鳴(きょうめい)”していません。」
楽器ファイル
楽器ファイル
法器血脈: Auraliasilk · 星辰法器 (スター・ヴェッセル) · 創生序列第八号
法器全名: 【勇気 · 黒誓紗】 (ユウキ・コクセイシャ)
月祭標記: 前一紀元 · 第四月(しげつ)の祭
尺寸規制: 主体約 8cm x 7cm
核心材質: 桑蚕絹(さんさんけん)、瑠璃(るり)水晶、淡水パール、色落ち防止銅・18K本金メッキ
法相記述:
此の法器は、「双生花(そうせいか)形態ブローチ」。主体は、二輪、「月白」(げっぱく)色(しょく)の「桑蚕絹」にて、手作業で形作られた「夜曇(やどん)の花」。その「花弁」の縁(ふち)には、「墨色」(ぼくしょく)の、如く、深邃(しんすい)なる「常夜(とこよ)の藍(あい)」が、一層(ひとしきり)、暈(ぼか)され、あたかも「神聖なる暗黒」に「口づけ」られたかのよう。その内(うち)の一輪、「花」の「花芯」は、一粒(ひとつぶ)、「宝(ほう)藍色(らんしょく)の刻面(カッティング)瑠璃」と「砕(くだ)けダイヤモンド」と、が、共に「守護」する「星辰」(せいしん)。「墨緑色」(ぼくりょくしょく)の「枝幹」(しかん)は、堅韌(けんじん)に、して、力強く、その上には、「初始(しょし)の心」を象徴する「純白(じゅんぱく)の花苞(かほう)」が、一粒(ひとつぶ)、飾られている。
神聖溯源:
此の法器は、【暈(ぼか)し】の儀(匠の心)を、もって、「光明」と「暗黒」の「境界」を、「花弁」の上に「顕化」(けんげ)させる。最終的に、そ、の、「内なる聖所を守護する」という【勇気】の神髄を、余すところなく‘戴冠’(たいかん)させたものである。
一つ、ひとつ、の「魂」の「版図」(はんと)の、深(ふか)き、処(ところ)、 常(つね)に、一つ、外界(がいかい)には「開放」されぬ「庭園」が、ある。 そ、こ、は、「真実」(まこと)を、安(やす)んずる「王座」。
世(よ)の人、は、「灯火」(ともしび)を、手(て)に、闖入(ちんにゅう)を、試み、 彼(か)ら、が、「理解し得ぬ」 「幽深」(ゆうしん)を、「光明」へと、改造(かいぞう)せん、と、渇望(かつぼう)する。
故(ゆえ)に、我ら、は、自ら、の、為(ため)、一重(ひとえ)の「紗」(しゃ・うすぎぬ)を、織(お)り上げ(あげ)た。 「黒」を、もって、常夜(とこよ)の色(いろ)と、なす。 「誓」を、もって、叛(そむ)かざるの盟(ちかい)と、なす。 「紗」を、もって、揺(ゆ)るぎなき界(さかい)と、なす。
我ら、は、こ、の、【黒誓紗】を、呈上(ていじょう)し、無形(むけい)の「誓約」を、有形(ゆうけい)の「守護」へと、化(け)す。 無声(むせい)の、裡(うち)に、宣告(せんこく)する: 私、の、「深淵」は、私、の、「聖所」(せいじょ)。 我、こそ、が、そ、の、唯一(ゆいいつ)の「夜警」(やけい)で、ある、と。

創世記の独白
「 “我”」は、「“もはや”」【「“応答”」】「“しない”」。 「“我”」は、「“選び”「“取る”」。 「“踵”(きびす)を「“返し”」、 「“自”ら」の【「“幽深”」】(ゆうしん)へと、「“歩み”「“去る”」ことを。 」
星の響き