【勇気】の神祇(しんぎ)の「“崖の野火”」
遊歴者:
「“おお、不馴(ふじゅん)なる炎よ、我が旅路の第四の地よ。
私は来た、「“完整”」なる「“心”」と、「“柔らか”」なる「“不安”」を携え。
何故(なにゆえ)、貴方の花は、常に「“崖”」の上で、乱れ咲くのか?
貴方の智慧を以て、この「“恐れ”」の根源を解いてはくれぬか?」
勇気:
「“旅人よ。汝(なんじ)が足下の「“花”」は、かつて「“不平”」を「“漏らした”」ことが「“ある”」か?
「“かの”」、祂(それ)らを「“東倒西歪”」(めちゃくちゃ)に【「“吹き”「“つける”】【「“狂風”】に?
汝(なんじ)が「“畏(おそ)れる”」 「“枯凋”」は、「“生命”」の「“終点”」。
「“だが”」、我が「“賛美”」するのは、かの「“生”」から「“死”」までの、「“燃焼”」のプロセス「“そのもの”」。
勇気:
「“勇敢”とは、「“恐れ”」を「“感じ”「“ない”」「“こと”」では「“ない”」。
旅人よ。 「“それ”」は、「“恐れ”」の「“最中”」(さなか)に「“ありながら”」、
「“なお”」【「“自”「“ら”「“を”、「““余す”「“ことなく”「“差し出す”」】「“こと”」を「“選ぶ”、「“心意気”」。
「“まさしく”」、 「“この”、「“崖”「“の”「“上”の「“花”」「“の”「“よう”に。「“風”」が祂(それ)の「“花弁”」を【「“引き裂く”】「“こと”を「“知り”「“ながら”」、
祂(それ)は、「“なお”」、「“風”「“に”「“向かい”」、「“より”「“一層”【「“絢爛”】(けんらん)「“に”「“咲く”こと」を「“選ぶ”」。
勇気:
「“癒し”は汝(なんじ)を「“完整”」に「“した”」。 「“それ”は、「“汝”に、【「“痛み”「“を”「“感じる”】「“ため”の【「“能力”】「“を”「“持たせる”「“ため”」。
旅人よ。「“「“未だ”「“かつて”「“傷”「“ついた”「“こと”「“なき”「“心”」】「“こそ”が、【「“真”「“の”「““不具””】(“残疾”)。
汝(なんじ)の柔らかさは、「“弱点”」ではない。 「“それ”は「“汝”の【「“最”「“も”「“強大”】「“なる”【「“武器”】。
祂(それ)は、「“汝”が「“この”【「““砕”「“けた”「“世界”」】「“を”「“抱擁”する「“時”」、
「“汝”「“自身”】をも【「“硬直”】「“させ”「“ない”「“よう”に「“する”」。
遊歴者:
「“...分かったぞ。「“勇気”」とは、「“鎧”」(よろい)ではない。
祂(それ)は、【「“柔らかき”「“心”」】が、「“風”「“の”「“中”で、「“なお”【「““舞う””】「“こと”「“を”「“選ぶ”、【「“歩み”】。
私は「“もはや”」 「“畏(おそ)れる”」 「“必要”は「“ない”」。「“あの”「“定め”「“られし”「“落下”」を。
「“何故”「“なら”、【「“生命”】「“の”【「“意義”】「“とは”、「“そもそも”、
「“この”【「“一刹那”】「“の”【「“芳華”】(ほうか)「“を”【「““燃焼””】「“する”「“こと”「“だ”「“から”」。
(尾声)
【勇気】の神祇(しんぎ)は、 「“高らか”」に「“笑い”」、** 「“あの”【「“崖”】「“を”「“吹き”「“抜ける”【「“狂風”】「“へと”「“化”した」。
私は「“もはや”」 「“抵抗”」せず、 「“両”「“の”「“腕”」を「“広げ”」、「“風”」が、0.
「“我”が「“身体”(からだ)「“を”「“通り”「“抜ける”「“に”「“任せた”」。
私は、「“あたかも”「“自ら”も、 「“風”「“に”「“舞う”【「“野”「“の”「“花”】「“と”「“なった”「“よう”だった」。
私の「“心”」は、 「“依然”として【「“柔らかく”】、 「“依然”として、【「“恐れ”】「“を”「“感じる”「“こと”「“が”「“できた”」。
「“だが”、「“今”「“この”「“刻”」、【「“祂”】(それ)「“は”、「“また”【「“熱烈”】「“に”【「“燃えて”】「“も”「“いた”」。
私は、我が「“勇気”」と、和解「“した”」。
不馴の焰
(Lia) being "forged" means that the "structure" of the "vow" is "established".
「この“謎(なぞ)”を“参究(さんきゅう)”する」
